こんにちは。
以前、井村屋グループ(2209)の株主優待が気になり、決算を確認してから購入することにした話を書きました。井村屋といえば、あずきバーや肉まん、あんまんなどでおなじみ。100株で年2回お菓子が届くのは魅力的です。
ただ、以前確認した第1四半期決算は増収にもかかわらず営業減益。そこで11月6日の中間決算を待つことにしていました。そして今回、結果が発表されました。残念ながら、利益面はかなり厳しい内容です。
中間決算は増収でも営業利益35%減
2026年11月6日発表の2027年3月期中間決算(2026年4〜9月)は次のとおりです。
| 項目 | 中間期実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 264億4,100万円 | +0.8% |
| 営業利益 | 12億8,100万円 | −35.0% |
| 経常利益 | 12億9,400万円 | −36.6% |
| 親会社株主に帰属する中間純利益 | 9億3,100万円 | −35.9% |
売上はわずかながら増えましたが、営業利益は前年同期の19億7,200万円から12億8,100万円に減少しました。第1四半期では営業利益25.4%減だったので、中間期全体では減益幅がさらに大きくなっています。
売上が維持されても利益が残りにくい状況は、優待目的で長く保有したい私にとって気になる点です。
前年割れだけではなく、会社予想も下回った
さらに注意したいのは、今回の数字が会社の従来予想も下回ったことです。
| 項目 | 従来予想 | 実績 | 予想との差 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 270億円 | 264.41億円 | −2.1% |
| 営業利益 | 16億円 | 12.81億円 | −19.9% |
| 経常利益 | 17億円 | 12.94億円 | −23.9% |
| 中間純利益 | 11億円 | 9.31億円 | −15.4% |
もともと減益が見込まれていた中間期でしたが、その会社予想よりも営業利益が約3億2,000万円少ない結果でした。原材料や包装資材の価格、エネルギーコスト、減価償却費などが採算に与える影響を引き続き確認したいと思います。
夏場の7〜9月に利益は取り戻せた?
井村屋といえば、夏のあずきバー。夏場の販売で利益が改善するのでは、と期待していました。
しかし、7〜9月の3か月間だけを見ても営業利益は前年同期比37.1%減少。営業利益率は前年同期の約10.6%から約6.9%まで低下しています。
商品が売れなくなったと決めつけることはできませんが、少なくとも以前と同じように売上が利益につながる状況ではないようです。価格改定や生産効率の改善がどれだけ進むかが今後のポイントになりそうです。
通期予想は据え置き。ただし下期の利益回復が必要
会社は2027年3月期の通期業績予想を据え置きました。
| 項目 | 通期予想 |
|---|---|
| 売上高 | 560億円 |
| 営業利益 | 33億円 |
| 経常利益 | 34億円 |
| 最終利益 | 24億円 |
通期営業利益33億円から中間期実績12.81億円を引くと、下期に必要な営業利益は約20.19億円です。前年下期の約12.28億円と比べて、約64%の増益が必要になる計算です。
もちろん価格改定やコスト改善による回復の可能性はあります。ただ、この中間決算を踏まえると「通期予想が維持されたから安心」とまでは感じられません。
株主優待と配当は依然として魅力的
100株以上保有すると、3月末と9月末にそれぞれ750円相当の自社製品が届きます。年間では1,500円相当。配当予想は年間1株38円なので、100株なら税引前3,800円です。
11月6日の東証終値は2,192円。100株なら219,200円の購入金額になります。この価格を基準にすると、配当利回りは約1.73%、優待を額面換算して加えた総合利回りは約2.42%です。
ただし、優待品は現金と同じではありません。さらに、私が考えていた優待株の購入予算は20万円以内。井村屋は現在でも約1万9,000円予算を超えています。
11月6日の株価は2,192円。決算への反応は週明けに
11月6日の終値2,192円は前日比51円安(約2.27%安)でした。ただし今回の決算発表は15時40分で、東証の取引終了後です。したがって、この下落を「決算内容を嫌気した売り」と見ることはできません。
週明け11月9日に、投資家が今回の決算をどう評価するかを確認したいと思います。仮に株価が下がっても、安くなったという理由だけでは飛びつかず、利益率の改善が見込めるかを考えるつもりです。
購入判断は「もう少し待つ」
以前の記事では、11月6日の決算を確認してから購入を検討すると書きました。実際に確認した今の判断は、100株の購入をもう少し見送るです。
第1四半期に続き中間期でも営業減益だったこと、会社予想を下回ったこと、通期予想を達成するには下期の大幅な回復が必要なこと。そして、優待株に充てる予定だった20万円の予算を超えてしまうことが理由です。
井村屋の商品も、お菓子が年2回届く優待も魅力的です。いつか実際に優待を受け取り、ブログで紹介したいとも思っています。ただ、優待を長く楽しむためにこそ、企業の業績が安定しているかを確認したいですね。
今回の決算待ちは、私にとって意味のある判断になりました。次の決算で利益率が改善しているか、そして株価が納得できる水準かを見ながら、引き続き候補としてチェックしていきます。
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※2026年11月6日時点の公開情報に基づく個人の投資検討記録です。配当・優待制度や株価は変わる場合があります。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。


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