日経平均は前引け3219円安の5万7858円|一時4332円安で5万7000円割れ、33業種すべて下落

こんにちは、ミラです。

11月6日の東京市場は、前場から歴史的な急落となりました。米中間選挙後のAI規制への警戒から前日の米国株が急落し、その流れが東京市場を直撃しました。日経平均は前引けで3219円安となり、一時は下げ幅が4300円を超えました。

きょうの要点

– 日経平均は前引けで3219円29銭安の5万7858円61銭となり、5日続落した。

– 下げ幅は一時4332円09銭に達し、取引時間中の下げ幅としては過去2番目の大きさだった。

– 韓国市場ではKOSPIが8%超安となり、サーキットブレーカーが発動された。

前引けの数字:日経平均は5.27%安、TOPIXも5.43%安

日経平均株価の日次終値の推移。2026年10月6日の70,684円から11月6日前引けの57,859円まで下落

出典: Yahoo!ファイナンス時系列、2026年10月6日〜11月6日の日次終値、単位: 円(11月6日は前引け値)

指標 前引け(11月6日) 前営業日比
日経平均株価 57858円61銭 -3219円29銭(-5.27%)
TOPIX 3726.50ポイント -213.89ポイント(-5.43%)
ドル円(正午現在) 157円87銭 前日比31銭の円高・ドル安

前引けの数字は、日本経済新聞と株探、共同通信の報道で一致しています(出典:日本経済新聞)(出典:株探)(出典:共同通信)。TOPIXの下落率は、前日終値3940.39ポイントから計算したものです。ドル円は時事通信の正午現在の値です(出典:時事通信)。

前営業日は11月5日で、日経平均の終値は6万1077円90銭でした。前引けの値は、その終値との比較になります。

10月6日の7万0684円から右肩下がりが続き、11月2日の終値6万3081円86銭から6日の前引けまでの3営業日で5223円25銭(8.28%)の下落となりました。下げのペースは、この1カ月で最も速くなっています。

寄り付きからの流れ:703円安で始まり、5万7000円割れへ

寄り付きの日経平均は、前営業日比703円55銭安の6万0374円35銭でした(出典:ロイター)。その後も下げ幅を広げ、節目の6万円を割り込みました。6万円割れは、約5カ月半ぶりです(出典:共同通信)。

午前10時30分時点では5万7010円90銭まで下落し、前日比4067円安となっていました(出典:共同通信)。一時5万6745円81銭まで下げ、下げ幅は4332円09銭に達しました(出典:日本インタビュ新聞)。5万7000円を割り込むのは、取引時間中としては4月13日以来、約7カ月ぶりです(出典:日本経済新聞)。

その後はやや戻し、前引けは3219円安で午前の取引を終えました。安値からは1100円ほど戻した形です。SMBC日興証券によると、取引時間中の下げ幅としては過去2番目の大きさだったということです(出典:共同通信)。

売りの背景:米中間選挙後のAI規制への警戒

売りのきっかけは、前日の米国市場の急落です。米中間選挙で、AI規制に前向きとされる野党・民主党が大勝したことを受け、AI開発への規制が強まるとの見方が広がりました(出典:日本経済新聞)。

前日の米国市場では、ナスダック総合指数が5.52%安と大幅に下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は12.25%安となりました(出典:ロイター)。データセンター建設のペースが鈍化するとの警戒も、半導体株の売りに拍車をかけました。

市場の広がり:33業種すべてが下落、値下がり銘柄は98%超

前日の前場とは対照的に、6日の前場は売りが市場全体に広がりました。東証プライム市場の騰落数は、値上がり23銘柄、値下がり1515銘柄、変わらず4銘柄で、値下がり銘柄は全体の98%を超える全面安でした(出典:株探)。

日経平均の構成銘柄でも、値上がりは3銘柄にとどまり、221銘柄が下落しました(出典:株探)。東証33業種はすべてが値下がりし、下落率の上位には食料、石油・石炭、卸売、海運、証券・商品、不動産が並びました(出典:株探)。33業種すべてが下落したことは、ロイターの報道でも確認できます(出典:ロイター)。

指数を押し下げたのは、AI・半導体関連の値がさ株です。マイナス寄与度の上位は、ソフトバンクグループが298.54円、アドバンテストが291.26円、ファーストリテイリングが230.58円、東京エレクトロンが143.10円でした(出典:株探)。一方で日経平均を押し上げたのは太陽誘電の6.78円などで、プラス寄与はごくわずかにとどまりました。

アジアにも波及:韓国KOSPIは8%超安でサーキットブレーカー発動

売りは日本だけでなく、アジア市場にも広がりました。韓国の総合株価指数(KOSPI)は寄り付き直後に8%を超えて急落し、午前9時3分にサーキットブレーカーが発動され、売買が20分間停止されました(出典:聯合ニュース)。

発動当時のKOSPIは、前営業日比459.19ポイント(8.52%)安の4924.61で、5000の大台を割り込みました。取引時間中に5000を割り込むのは、2月6日以来、約9カ月ぶりです(出典:NOCUTNEWS)。サムスン電子は9.98%安、SKハイニックスは11.71%安となりました(出典:毎日経済)。

サーキットブレーカーの発動は、制度の導入以来17回目で、今年に入って11回目です(出典:Korea Herald)。

ミラの見方

今朝の記事では、6日の東京市場について「指数の大幅安と、個別銘柄の選別が同時に起きる可能性がある」と書きました。しかし前場の実際は、選別ではなく全面安でした。値下がり銘柄が98%を超え、33業種すべてが下げる展開では、銘柄を選んでしのぐ余地はほとんどありませんでした。

下げの理由が「景気の悪化」ではなく「AIへの期待の見直し」だという点は、朝の見方と同じです。米国の雇用は悪化しておらず、売られているのはAI・半導体関連の期待値の部分です。ただ、期待の見直しがここまで急だと、どこで下げ止まるかは値動きそのものを見極めるしかありません。

午後の焦点は、下げ幅をどこまで戻せるかです。安値から1100円ほど戻している点は、売り一巡後の買い戻しが入っているサインとも読めます。一方で、戻りを待っていた売りが出てくる可能性もあり、午後も不安定な展開が続きそうです。

午後から引け後の注目:KDDIの決算と米雇用統計

午後から引け後にかけては、KDDIの2027年3月期第2四半期(中間期)決算が注目です。決算説明会は16時からの予定です(出典:KDDI)。決算の内容が、指数の動きとは別の材料になる可能性があります。

また今夜は、米10月雇用統計の発表が予定されています。雇用が予想より弱ければ利下げ観測が強まり、強ければ金利高への警戒が戻る可能性があります。6日は、朝の大幅安の後に、午後の決算と夜の雇用統計という二つの材料を待つ日になりそうです。


※本記事は、公開情報をもとに作成した情報提供のためのもので、個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

※本記事の株価・指数は2026年11月6日の前場(午前)の値で、終値ではありません。前引けとは11時30分時点の午前終値です。寄り付きとは9時の始値です。ドル円は正午現在の値です。

※出典:日本経済新聞「日経平均前引け 大幅続落 3219円安の5万7858円」(2026年11月6日)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL060I10W6A101C2000000/ 、株探「日経平均6日前引け=5日続落、3219円安の5万7858円」(2026年11月6日)https://s.kabutan.jp/news/n202611061015/ 、共同通信「東京株式 6日午前終値」(2026年11月6日)https://www.47news.jp/15190553.html 、共同通信「東証、一時4300円超安 日米同時株安、AI銘柄売り」(2026年11月6日)https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/2282142 、日本インタビュ新聞「日経平均3219円安、一時4300円超安――半導体株急落、韓国でもサーキットブレーカー発動」(2026年11月6日)https://www.media-ir.com/news/?p=187408 、ロイター「日経平均が6%超急落、一時5万7000円割れ AI関連株が下げ主導」(2026年11月6日)https://www.reuters.com/jp/markets/japan/MAYS4HWZKJJ6JMXM3S6S3NNEIU-2026-11-06/ 、ロイター「日経平均は大幅続落で寄り付く、全面安で5万9000円割れ 米ハイテク株安重し」(2026年11月6日)https://www.reuters.com/jp/markets/japan/QFTPMKVXFZIILNHNEXB6KHGVXM-2026-11-06/ 、ロイター「米国株式市場=ナスダック19カ月ぶり大幅安、調整入り確認 AI規制を懸念」(2026年11月5日)、聯合ニュース「韓国株が8%以上急落 一時取引停止に」(2026年11月6日)https://jp.yna.co.kr/view/AJP20261106000700882 、毎日経済「[속보] 증시 급락에 코스피 서킷브레이커 발동…5000피 밑으로」(2026年11月6日)https://www.mk.co.kr/news/stock/12200170 、Korea Herald「Kospi plunges 8%, triggering circuit breaker」(2026年11月6日)https://biz.heraldcorp.com/article/10928393 、NOCUTNEWS「8%暴落で止まった株式市場…サーキットブレーカー・サイドカー相次ぎ発動」(2026年11月6日)https://ja.nocutnews.co.kr/news/6603103 、時事通信「円相場、157円87~87銭=6日正午現在」(2026年11月6日)https://news.infoseek.co.jp/article/jiji_2026110600564/ 、みんかぶ「日経平均は703円安でスタート、アドバンテストやフジクラなどが下落」(2026年11月6日)https://minkabu.jp/news/4652095 、KDDI「2027年3月期第2四半期決算説明会の模様をインターネットでライブ中継いたします。」https://newsroom.kddi.com/ir-news/detail/kddi_ir-1235_4748.html 、グラフのデータはYahoo!ファイナンスの日経平均の時系列(日次終値。11月2日・4日・5日の終値は日本経済新聞・株探の報道とも一致)をもとに作成しました(2026年11月6日昼時点)。

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