楽天グループ(4755)の株価がまた下がっています。2026年10月14日の終値は628.5円。前日比6.6円安(約1.04%安)となり、取引時間中には628円の年初来安値をつけました。
10月7日にも楽天株が年初来安値圏まで下落したことを書きましたが、その後も弱い値動きが続いています。楽天モバイルの成長には期待したいものの、株価を見ると少し不安になりますね。
年初来高値から約39%下落
楽天グループの2026年1月13日の年初来高値は1,026円。10月14日の終値628.5円と比べると、約38.7%の下落です。10月13日には635.1円(前日比3.7%安)、14日にも続落しました。
短期的な下落というより、年初からかなり大きく値を下げていることが分かります。ここまで下がると「そろそろ割安なのでは」と考えたくなりますが、株価が安くなったことと投資対象として割安なことは別です。
業績は改善しているのに、なぜ株価が弱い?
2026年8月に発表された上期決算では、売上収益が前年同期比約12.9%増の約1兆3,091億円。IFRS営業利益も約504億円と黒字に転換しました。一方、親会社の所有者に帰属する損益は約109億円の赤字です。
つまり、事業全体の収益力は改善しているものの、最終的な利益や財務面への不安が完全に解消されたわけではありません。
株価下落の原因を一つに断定することはできませんが、楽天モバイルの収益改善がどこまで続くか、資金負担がどれだけ軽くなるか、といった点を投資家が慎重に見ている可能性があります。
気になるのは楽天モバイルと財務状況
楽天グループの将来を考えるうえで、楽天モバイルはやはり重要だと思います。契約者が増えても、それが十分な利益とキャッシュフローにつながるまでには時間がかかります。
私が今後注目したいのは、モバイル事業の赤字縮小だけでなく、グループ全体の最終損益、資金繰り、有利子負債の動向です。売上が伸びているから安心、というほど単純な話ではなさそうです。
株主優待は魅力的。ただし優待だけで判断しない
以前の記事でも触れたように、楽天モバイルに関連する株主優待は気になる存在です。ただし、優待内容が将来も維持される保証はありません。優待目的で購入する場合も、最新の適用条件を確認したいところです。
仮に100株を628.5円で購入するなら、株価だけで約6万2,850円。以前より手を出しやすくなった印象はありますが、値下がりによって優待相当額以上の損失が出る可能性もあります。
今後はどうする?
私は楽天モバイルの株主優待に魅力を感じているので、楽天グループ株を買ってみたいと思っています。ただし、優待目的なので購入するとしても100株(1単元)だけにとどめる予定です。
一方、年初来安値の更新が続いている今は、急いで買わずにもう少し様子を見るつもりです。600円前後も一つの目安として気になりますが、その価格まで下がると決めつけず、株価の落ち着きや次の決算内容を確認して判断したいと思います。
優待は魅力的でも、制度が変更・廃止される可能性や株価下落のリスクがあります。優待だけを理由に無理して買わないようにしたいですね。
個人的には、楽天グループのサービスには強みがあると思っていますし、業績が改善している点も評価したいです。一方で、下落が続いている株を「安くなったから」という理由だけで買うのは慎重でありたいところ。
次の決算で、モバイル事業の採算やグループ全体の利益がどの程度改善するかを確認したいです。株価の反転を急いで予想するよりも、業績改善が数字として定着するかを見ていこうと思います。
※本記事は2026年10月14日時点の公開情報に基づく個人的な感想であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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