最近、仕事との向き合い方について考えることが増えました。
積立投資を始めてから数年が経ち、少しずつ資産は増えてきました。とはいえ、今すぐ仕事を辞めて一生暮らせるほどではありません。
そこで気になっているのが「コーストFIRE」という考え方です。完全に働かなくなるのではなく、将来の老後資金はこれまでの運用資産の成長に期待し、当面の生活費だけを仕事で稼ぐという選択肢です。
そもそも、何のために資産を増やしているのか
投資を続けていると、資産額が増えること自体が目標になりがちです。しかし、自分が本当に欲しいのは、資産の数字よりも自由な時間なのだと思います。
毎朝の通勤や職場の人間関係に気を使うことなく、落ち着いて暮らしたい。できれば在宅で、週3〜4日ほど働き、残りの時間をブログやプログラミング、ゲーム制作などに使えたら理想的です。
そう考えると、必ずしも完全FIREまで今の働き方を続ける必要はないのかもしれません。
コーストFIREなら、働き方を先に変えられるかもしれない
コーストFIREは、すでに保有している資産が将来の目標額まで育つと仮定して、追加の老後資金積立をいったん抑える考え方です。
例えば、現在の運用資産が2,000万円で、今後20年間、年率3%で増えたと仮定すると、約3,600万円になります。年率5%なら約5,300万円です。もちろん税金や物価上昇を考慮していない単純計算で、実際の運用成績を保証するものではありません。
大事なのは「もう働かなくていい」という意味ではないこと。今の生活費は、引き続き仕事などで賄う必要があります。
それでも、毎月の積立額を維持するためにフルタイム勤務を続ける、という前提を見直せるのは魅力的です。
65歳で5,000万円を目指すなら、何歳でいくら必要?
コーストFIREを考えるうえで気になるのが、「今いくらあれば、老後の目標額に届くのか」という点です。65歳時点で5,000万円を目指し、その間は追加積立をせずに運用するケースを計算してみました。
| 現在の年齢 | 運用期間 | 年利3% | 年利5% | 年利7% |
|---|---|---|---|---|
| 30歳 | 35年 | 約1,777万円 | 約906万円 | 約468万円 |
| 40歳 | 25年 | 約2,388万円 | 約1,477万円 | 約921万円 |
| 50歳 | 15年 | 約3,209万円 | 約2,405万円 | 約1,812万円 |
例えば年利5%なら、30歳では約906万円、40歳では約1,477万円、50歳では約2,405万円が必要という計算です。早くから運用できれば、それだけ複利の効果を長く活用できます。
ただし、これは毎年一定の利回りで運用できると仮定した単純計算です。追加積立・途中取り崩し・税金・手数料・物価上昇は考慮しておらず、年利7%は特に楽観的なケースと考えるべきでしょう。また、将来の5,000万円は現在の5,000万円と同じ購買力とは限りません。
なお、コーストFIREは老後資金を運用に任せる考え方であり、それまでの生活費は別途稼ぐ必要があります。
参考:金融庁「資産形成の基本」
ただし、退職を急ぐのは別の話
一方で、資産の将来価値は確実ではありません。株価が長く低迷する可能性もありますし、生活費や社会保険料が想定より増えることもあります。
また、週3〜4日・完全在宅・残業なしという条件で、安定して働ける仕事を見つけるのは簡単ではありません。仕事を辞めてから探すより、先に収入の見通しを立てる方が安心です。
私の場合は、今の仕事をすぐに辞めるかどうかよりも、生活費を抑えながら副収入を育てたり、負担の少ない働き方を探したりすることが現実的な一歩だと感じています。
目指したいのは「働かない生活」より「無理なく働ける生活」
完全FIREは魅力的ですが、そこに到達するまでの時間も人生の一部です。資産が増えるのを待つ間、ずっと我慢し続けるのも違う気がします。
週3〜4日の在宅勤務で生活費を賄い、投資は長い目で続ける。空いた時間に好きなことを試し、うまくいけば副収入につなげる。そんな生活ができれば、私にとっては十分に豊かな暮らしなのかもしれません。
もちろん、まだ理想の段階です。今後も資産状況や求人、副業の可能性を見ながら、少しずつ現実的な形を探していきたいと思います。
※この記事は個人的な考えをまとめたものであり、投資成果や将来の生活を保証するものではありません。

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