今年は資産が増えない気がする|投資信託を売って任天堂を買った結果を検証

今年も資産は増えています。でも、去年ほど増えている実感がありません。

積立投資を続けているのに、なぜだろう。気になって取引履歴を見返してみたら、思い当たることがありました。

NISAへ移すために売った投資信託のお金で、任天堂株を買ってしまったんです。

今回は実際の取引履歴を使い、「あの投資信託を売らずに持っていたらどうなったか」を計算しました。なお、総資産額は公開せず、売買の経緯と運用結果に絞っています。

もともとはNISAへ移すつもりだった

以前、特定口座でS&P500とNASDAQ100の投資信託を持っていました。いずれ売却してNISAで買い直したいと考えていたため、2026年1月にいったん売却しました。

ただ、すぐには買い直さず、しばらく現金として置いていたんですよね。

その間に目に入ったのが、下がってきていた任天堂株です。

「これだけ下がったなら、そろそろ戻るのでは?」

そう考えて購入。その後さらに下がり、買い増しも重ねました。もともとは長期投資のために動かしたお金だったのに、いつの間にか個別株で値上がりを狙うことに使ってしまったわけです。

投資信託を売らずに持っていたら?

取引履歴では、2026年1月15日に次の2本を売却していました。売却した口数に、2026年10月16日の基準価額を当てはめてみます。

銘柄 1月の売却額 10月16日まで保有した場合 差額
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 約131.4万円 約147.6万円 約+16.2万円
eMAXIS NASDAQ100インデックス 約147.2万円 約173.0万円 約+25.8万円
合計 約278.6万円 約320.6万円 約+42.0万円

売却せずに保有していれば、その後だけで約42万円増えていた計算です。

正直、これは少し考えさせられました。もちろん、売却時に実現した利益もありますし、この計算は税金や分配金の影響を除いた概算です。また、NISAで買い直す場合は買付日や非課税枠の使い方によって結果が変わります。

使用した基準価額(2026年10月16日、1万口当たり):S&P500=45,135円、NASDAQ100=35,494円。参考:S&P500の基準価額/NASDAQ100の基準価額。

一方、任天堂では数十万円の含み損

今年購入した任天堂株は400株。取得総額は約388万円で、10月16日時点では約49万円の含み損になっています。

投資信託を持ち続けた場合のプラス約42万円と、任天堂のマイナス約49万円。損益だけを並べると約91万円の開きがあります。

ただし、この2つは投資した金額とタイミングが違います。売った投資信託は約279万円分、任天堂は約388万円分なので、約91万円をそのまま「任天堂を買ったことで失った金額」とは言えません。あくまで判断を振り返るための参考比較です。

それでも、長期保有していた投資信託を持ち続ける選択肢があったことを考えると、複雑な気持ちになります。

一番の反省は、当初の目的を変えてしまったこと

売却した時点では、特定口座の資産を整理してNISAに移すという目的がありました。

ところが、いったん現金にすると「せっかくだから安くなった株を買いたい」と思ってしまったんですよね。

任天堂の株価が戻れば、投資信託より大きな利益を出せるかもしれない。そんな期待もありました。

結局、欲を出してしまったんだと思います。

もちろん、購入時点でその後の値動きを知ることはできません。任天堂を買ったことが必ず間違いだったとも言い切れません。

ただ、長期投資に回すはずだったお金を、値上がり狙いの個別株へ振り向けたことは、自分の資産形成の方針とは少しずれていました。

これからは「長期投資のお金」を別に考えたい

今後も個別株への投資そのものをやめるつもりはありません。楽天のように、少額で優待を楽しみに保有するのも面白いと思っています。

一方で、NISAへ移すために確保した資金は、別の銘柄が魅力的に見えても簡単に使わない方がよさそうです。売却から再購入までの期間や、使い道を先に決めておくことも必要ですね。

今年の資産増加は、去年より控えめです。でも取引を振り返ると、単に相場が悪かっただけではなく、自分の判断にも改善できる点がありました。

投資信託をそのまま持っていれば、もっと増えていたかもしれない。後から見ると悔しいですが、今回の経験は次の判断に生かしたいと思います。

※2026年10月16日時点のデータをもとにした個人の投資記録です。計算は概算で、税金・手数料・分配金等による差は考慮していません。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。

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