NTTドコモがAIで「空飛ぶ基地局」を開発へ|株主として期待、でも電車の通信品質も改善してほしい

NTTドコモが、米国企業と「空飛ぶ基地局」に関する技術協力を進めるというニュースを見ました。NTT(9432)の株を保有しているので、こうした将来技術の話は気になります。

NTTには安定した通信事業という強みがありますが、次世代の通信インフラでも成長を目指しているのは嬉しいところ。一方で、ドコモ回線を使っている身としては「まずは電車の中でも安定してつながってほしい」と思うこともあります。

ドコモと米Abside NetworksがHAPSで協力

2026年10月14日、NTTドコモは米国の通信機器メーカーAbside Networksとの基本合意書締結を発表しました。合意書を締結したのは10月13日で、HAPSを活用した通信基盤やAIによるネットワーク制御について共同検討を進めるとのことです。

HAPS(High Altitude Platform Station)は、高度約20kmの成層圏を飛行する無人航空機などに通信設備を搭載し、地上に電波を届ける仕組み。基地局を設置しにくい山間部や海上、災害時などでの活用が期待されています。

今回のポイントは、空に通信設備を置くことだけではありません。通信需要の予測や、電波のビーム方向・容量・周波数・干渉の制御にAIを活用することも検討されています。地上、成層圏、宇宙をつなぐネットワークを賢く運用しようという構想です。

ただし、今回の発表は共同検討の開始であり、すぐに大きな売上や利益が生まれると決まったわけではありません。

NTTは安定と成長の両方を期待できるのが魅力

私がNTT株に魅力を感じているのは、既存の通信事業を基盤としながら、新しい技術にも取り組んでいることです。HAPSのほか、IOWNや6Gなど、将来の通信インフラにつながる研究開発にも期待しています。

現在保有しているNTT株は含み益になっており、今のところ安心してホールドできています。もちろん、株価が今後も上がり続ける保証はありませんが、配当を受け取りながら長い目で成長を見守りたい銘柄の一つです。

一方、HAPSは設備開発や運用、制度面の課題もある技術です。将来性があることと、株主に利益として還元されることは分けて考える必要があると思います。

でも、まずは電車の中でつながりやすくしてほしい

新技術のニュースは楽しみですが、今のドコモの通信品質については気になるところもあります。

私自身、電車の中でたまにつながりにくいと感じることがあります。いつも困るというほどではないものの、普段使う回線だからこそ、こうした小さな不便は改善してほしいですね。

電車内の通信が不安定になる原因としては、混雑する時間帯の通信容量不足、移動中の基地局切り替え、車両や沿線環境による電波への影響などが考えられます。ただし、自分が経験した現象の原因を特定できているわけではありません。

今回のHAPSは、主に地上の基地局が届きにくい地域を補うための技術で、通勤電車の混雑を直接解決するものではなさそうです。だからこそ、未来のネットワークと並行して、現在の地上回線の品質改善にも力を入れてほしいと思います。

実際に地上回線の改善も進めている

もっとも、ドコモが今の通信品質を放置しているわけではありません。2026年6月には、AIで基地局の設定を最適化するノキア製システム「MantaRay AutoPilot」の導入を発表。9月には、混雑エリアでの通信品質向上を目指す新型基地局装置の商用運用も始めています。

また、駅のホームなど利用者が集中する場所でも基地局の増設や調整を進めているようです。こうした対策が、実際に利用していて感じられる改善につながってくれると嬉しいですね。

株主として今後注目したいこと

私がNTTに期待するのは、次世代技術の開発と、既存サービスの信頼性向上を両立させることです。

  • ドコモの通信品質が利用者の体感として改善していくか
  • HAPSやAIによる通信制御が実証から商用化へ進むか
  • 研究開発や設備投資が将来の利益につながるか
  • 安定した収益や株主還元を維持できるか

安定した事業を持ちながら、新しい成長分野にも挑戦している点はNTTの魅力だと思います。保有株も今は含み益なので、当面は落ち着いてホールドしていくつもりです。

ただ、利用者としての本音を言えば、まずは毎日の電車でストレスなく通信できるようになってほしい。未来の「空飛ぶ基地局」に期待しつつ、足元の品質改善も見守っていきたいと思います。

※本記事は2026年10月14日時点の公開情報と個人的な感想に基づいており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

参考資料

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