NTTの決算発表が、いよいよ明日11月4日に迫ってきました。
私はNTT株を2,000株保有しています。株価は2026年11月2日の終値で174.5円。NISA枠で1,000株(平均取得単価162円)、特定口座で1,000株(同151円)を保有しており、証券口座表示の評価益は合計36,200円です。
大きく値上がりする銘柄とは考えていませんが、配当を受け取りながら長く保有したい株の一つ。今回は決算発表前に、確認できる事実を整理したうえで、自分なりに第2四半期の着地を予想してみます。
決算発表は11月4日。まずは第1四半期を振り返る
NTT公式IRによると、2026年度(2027年3月期)の第2四半期決算は11月4日に発表予定です。前回8月6日に公表された4~6月期の連結実績は次のとおりでした。
| 項目 | 2026年度第1四半期 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 3兆6,177億円 | +10.9% |
| 営業利益 | 4,251億円 | +4.9% |
| 親会社帰属四半期利益 | 2,748億円 | +5.8% |
売上は2桁成長でしたが、営業利益の伸びは約5%。増収分がそのまま利益につながっているわけではありません。増収の背景にはNTTデータグループの国内外事業成長やドコモの金融関連事業拡大があり、一方でドコモの顧客獲得とネットワーク品質改善への投資が利益を圧迫する要因となっています。
通期会社予想は増収・ほぼ営業利益横ばい
| 項目 | 2026年度会社予想 | 前年度比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | 15兆600億円 | +4.5% |
| 営業利益 | 1兆7,100億円 | +0.2% |
| 親会社帰属当期利益 | 9,800億円 | 約−5.5% |
会社側は売上高の増加を見込んでいますが、営業利益はほぼ横ばい、最終利益は減益予想です。明日の決算では、業績の数字そのものに加え、この年間予想が据え置かれるのか、見直されるのかが注目点です。
決算前の注目点① ドコモは通信収入の減少に歯止めをかけられるか
私が特に気になっているのはドコモです。NTTは第1四半期決算説明会で、ドコモMAXの販売やMNPの改善によってARPU(利用者1人当たりの平均収入)が改善し、モバイル通信サービス収入の前年同期比での減収幅が縮小したと説明しました。
一方、利用者の獲得や通信品質を改善するには費用もかかります。第2四半期では、通信収入の改善が続くか、費用をかけた成果が利益として表れ始めているかを確認したいと思います。金融などのスマートライフ事業の利益貢献も重要です。
決算前の注目点② NTTデータと海外事業
第1四半期は、NTTデータグループの国内外事業の成長が増収増益に寄与しました。ただし、グローバル・ソリューション事業の通期営業利益計画は前期比減益です。データセンターや法人向けIT需要への期待は大きいものの、売上成長だけでなく利益率にも注目したいところです。
決算前の注目点③ 配当5.4円と自社株買い
NTTは2026年度の年間配当を1株5.4円と予想しています。計画通りであれば16期連続の増配です。私の保有株数2,000株では、年間の税引前配当見込みは10,800円となります。NISA枠1,000株と特定口座1,000株では配当の税務上の扱いが異なります。
さらに、11月2日公表の資料によると、2026年10月末までの自社株買いは累計約1,049億円となりました。今回の取得枠は上限2,000億円なので、金額ベースで約52.4%まで進んだ計算です。残る取得枠が今後の株価を必ず支えるわけではありませんが、株主還元として引き続き注目しています。
私の予測:増収基調は維持、利益は堅調でも大幅上振れは慎重
ここからは決算前の私見です。以下は会社が示した業績予想ではなく、直近実績と公表されている市場予想を参考にした独自の見立てです。
基本シナリオは「上期累計の税引前利益8,300億~8,600億円程度、通期会社予想は据え置き」と考えます。株予報Pro掲載の上期税引前利益に相当する市場コンセンサス約8,342億円に近い水準です。これは確定した実績ではありません。
第1四半期の税引前利益は4,214億円でした。私の予想レンジに入るには、第2四半期単独で約4,086億~4,386億円が必要となります。前年の上期累計税引前利益は約8,893億円だったため、この予測では前年同期比の減益を見込むことになります。
| シナリオ | 上期累計税引前利益の目安 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 強気 | 8,700億円超 | ドコモの収益改善、IT事業の利益拡大が想定以上 |
| 基本 | 8,300億~8,600億円 | 増収は続くが、品質改善・顧客獲得などの費用が利益を抑制 |
| 弱気 | 8,000億円未満 | 費用負担が想定より大きい、事業ごとの採算が悪化 |
上の区分は私が決算を読むための目安であり、株価の上昇・下落を機械的に決める基準ではありません。実際の株価は市場の事前予想や会社の説明、通期見通しにも左右されます。
2,000株保有する私の考え
| 項目 | 2026年11月2日時点 |
|---|---|
| 保有株数 | 2,000株(NISA枠1,000株/特定口座1,000株) |
| NISA枠の平均取得単価 | 162円 |
| 特定口座の平均取得単価 | 151円 |
| 株価(保有画面の表示値) | 175円 |
| 評価額(保有画面) | 349,000円 |
| 評価損益(保有画面) | +36,200円 |
| 年間予想配当・税引前 | 10,800円 |
前回10月29日に確認したときは171.5円でした。11月2日の終値は174.5円で、保有画面には175円と表示されています。とはいえ、決算の結果によっては株価が上下する可能性があります。
私としては、配当の継続性とドコモの収益改善が確認できれば、短期的な株価の動きに一喜一憂せず保有を続けたいと考えています。反対に、費用増加で利益が想定以上に落ち込むようなら、その理由をしっかり確認したいです。
まとめ:明日の決算で答え合わせをしたい
NTTは第1四半期に増収増益を確保しましたが、通期では営業利益横ばい・最終減益の予想です。明日は特に、ドコモのモバイル収入と費用のバランス、NTTデータの利益率、通期予想、株主還元の説明に注目します。
今回の私の予測は、上期累計税引前利益8,300億~8,600億円程度で、通期予想据え置きというもの。発表後には予想との違いも検証してみたいと思います。
※2026年11月3日夜時点の公開情報に基づく個人の分析・予想であり、投資を勧誘するものではありません。税引前利益と営業利益、親会社帰属利益は異なる指標です。参照:NTT公式IR、NTT業績予想、自社株買い進捗、株主還元、株予報Pro。

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