NTT決算は11月4日|増収増益は続く?ドコモ・配当・自社株買いから今後の株価を考える

保有しているNTT(9432)の決算発表が近づいてきました。発表予定日は2026年11月4日。株価も最近は170円台で推移していて、決算後にどう動くのか気になります。

私はNTT株を長期で保有しています。配当をもらいながらじっくり持ちたい気持ちはありますが、業績が伴わなければ株価はなかなか上がりません。

そこで今回は、8月の第1四半期決算と会社予想を確認し、11月4日の中間決算で注目したいことを整理してみます。まだ決算前なので、ここからは予想・考察です。

今回のNTT決算は11月4日

NTTは2026年度(2027年3月期)の第2四半期決算を11月4日に発表する予定です。13時30分に決算発表記者会見、16時に決算説明会が予定されています。

まず押さえておきたいのが、会社が公表している通期予想です。

項目 2027年3月期会社予想
営業収益 15兆600億円
営業利益 1兆7,100億円
当期利益(NTT帰属) 9,800億円
年間配当予想 1株5.4円

売上高にあたる営業収益は前年より増える計画ですが、営業利益はほぼ横ばい。当期利益は前年より減る予想です。成長している事業がある一方、投資やコストの負担も大きいことがうかがえます。

第1四半期は増収増益だった

8月6日に発表された第1四半期決算では、営業収益は3兆6,177億円、営業利益は4,251億円でした。前年同期比で増収増益となり、営業収益は第1四半期として過去最高を更新しています。

NTTデータグループの事業成長や、ドコモの金融を中心としたスマートライフ事業の伸びが寄与しました。

ただし、モバイル通信事業は顧客獲得や通信品質改善のための投資・コストがかかっています。第1四半期がよかったからといって、中間決算で必ず上方修正があるとは言えません。

決算で注目したいのはドコモの利益改善

個人的に気になるのはNTTドコモです。

第1四半期の説明では、ドコモMAXなどの販売やARPU(1契約当たりの平均収入)改善が進み、モバイル通信サービス収入の減収幅が縮小していると説明されました。

ただ、通信品質の改善には費用もかかります。利用者を増やすだけでなく、費用を吸収して利益を増やせるのかが重要でしょう。

中間決算では、ドコモの通信収入、顧客動向、スマートライフ事業、ネットワーク投資の費用を確認したいと思います。

NTTデータとAI関連需要も見逃せない

NTTは国内の通信会社という印象が強いですが、海外の法人向けITサービスやデータセンター事業も持っています。

AI需要の拡大が事業にとって追い風になる可能性はありますが、設備投資には大きなお金も必要です。売上が増えるだけではなく、利益やキャッシュフローに結び付くかを見ておきたいですね。

配当5.4円と自社株買いは株主としてうれしい材料

NTTは2027年3月期の年間配当を1株5.4円と予想しています。実現すれば16期連続の増配になります。

10月30日の株価173.3円で単純計算すると、予想配当利回りは約3.12%。短期で大きな値上がりがなくても、長期保有する理由の一つになります。

さらに、会社は2027年3月末までに最大2,000億円の自社株買いを実施する計画です。2026年9月末までの取得額は約776億円でした。

ただし、自社株買いの上限額が必ず全額実施されるわけではありませんし、株価上昇を保証するものでもありません。今回の決算で株主還元方針に変化がないかも気になります。

決算後の株価はどうなる?3つのシナリオ

強気のシナリオ:ドコモの収益改善や法人事業の利益拡大が市場予想を上回り、通期見通しの引き上げにつながる場合。配当・自社株買いへの安心感も加われば、株価にプラス材料となりそうです。

中立のシナリオ:上期はおおむね会社計画どおりで、通期予想も据え置きとなる場合。増配や自社株買いは支えになり得ますが、株価は市場全体の動きにも左右されそうです。

弱気のシナリオ:ドコモの費用増加や法人事業の利益率低下が目立ち、通期計画の達成に不安が出る場合。決算直後は株価が売られる可能性もあります。

私は今のところ、大幅な上方修正を最初から期待するより、会社計画に沿った進捗を確認するという見方です。第1四半期が好調だったことは心強いですが、投資負担もあるので慎重に見ています。

私のNTT保有状況

11月2日時点でNTTを合計2,000株保有しています。現在値173.3円、評価額346,600円、評価損益は合計+33,800円です。内訳は1,000株ずつで、平均取得単価の表示は151円と162円、評価損益はそれぞれ+22,100円と+11,700円でした。

年間配当予想5.4円が実現すれば、2,000株で税引前10,800円となる計算です。決算では配当方針とドコモの収益改善を注目したいです。

今のところ長期保有を続けたい

私自身、NTTは何度か買い増してきました。株価が上がってくれるのはもちろんうれしいですが、毎年の配当が少しずつ増える点にも魅力を感じています。

ただ、株価が170円台だから安いと決めつけるつもりはありません。以前、別の銘柄を下落途中で買い増して苦労した経験もあります。

11月4日の決算では、ドコモの改善が続いているのか、通期予想は変わるのか、株主還元は維持されるのか。その3点を中心に確認したいと思います。

決算が出たら、今回の予想と実際の結果を比較する記事も書いてみたいですね。

※2026年11月2日時点の公開資料をもとに作成しています。決算数値・株価見通しは予想を含み、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。

参考資料

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