伊藤園には、普通株(2593)のほかに「第1種優先株式(25935)」があります。
私は実際にこの優先株を100株保有しています。購入したきっかけは、普通株より高い配当と株主優待でした。
しかし、その後2026年4月分を最後に株主優待制度の廃止が決定。私自身は権利確定後の2026年5月に購入していたため、結果的に一度も優待を受け取れないまま制度終了となりました。
そこでこの記事では、伊藤園の優先株(25935)について、普通株との違い、配当の仕組み、メリット・デメリット、そして実際に保有して感じたことをまとめます。
伊藤園の第1種優先株式(25935)とは?
伊藤園の第1種優先株式は、2007年に上場された優先株です。証券コードは25935です。
普通株と同じく100株単位で売買できますが、普通株とは権利の内容が異なります。
普通株2593との主な違い
| 項目 | 普通株(2593) | 優先株(25935) |
|---|---|---|
| 議決権 | あり | 原則なし |
| 配当 | 普通配当 | 普通株配当の125% |
| 最低配当 | 特になし | 原則15円が下限 |
| 売買単位 | 100株 | 100株 |
| 株主優待 | 2026年4月分を最後に廃止 | 2026年4月分を最後に廃止 |
最大の特徴は、やはり配当です。
配当は普通株の1.25倍
伊藤園の公式情報では、優先株の配当額は原則として普通株への配当額×125%で決まります。
例えば、普通株の年間配当が48円なら、優先株は60円となります。
また、普通株が無配となった場合でも、優先株には原則として1株15円の優先配当が設定されています。
そのため、議決権を重視しない個人投資家にとっては、配当面で分かりやすいメリットがあります。
株主優待は2026年4月分を最後に廃止
以前は普通株・優先株のどちらでも、100株以上保有すると自社製品詰め合わせの株主優待を受け取ることができました。
しかし伊藤園は、2026年4月30日を基準日とする優待を最後に、株主優待制度を廃止しました。2027年4月以降は実施されません。
私はこの優待を楽しみに2026年5月に25935を購入したのですが、権利確定後だったため2026年4月分には間に合わず、そのまま制度終了となりました。
私が実際に25935を買った理由
私が購入した2026年5月ごろは、普通株よりも優先株の株価がかなり安く、それでいて配当は普通株の1.25倍という状態でした。
「議決権はなくてもいいので、配当と優待を楽しみながら長期保有したい」と考え、100株だけ購入しました。
メリット
- 普通株より配当額が高い
- 普通株より株価が低い局面では、配当利回りが高くなりやすい
- 伊藤園という同じ企業に投資しながら、配当重視の選択ができる
- 100株単位で普通株と同じように売買できる
デメリット
- 原則として議決権がない
- 普通株より売買が少なく、流動性が低いことがある
- 株主優待はすでに廃止された
- 優先株だから必ず株価が安定するわけではない
どんな人に向いている?
個人的には、伊藤園そのものに投資したい一方で、議決権より配当を重視する人には検討しやすい仕組みだと思います。
一方で、株主総会での議決権を重視する人や、売買のしやすさを重視する人は普通株の方が分かりやすいかもしれません。
なお、優先株の株価は普通株と同じように変動します。配当利回りだけを見て判断するのではなく、業績や株価水準も含めて考える必要があります。
優待廃止後は「配当株」として見る銘柄に
私にとって25935は、もともと「配当+株主優待」を楽しむための銘柄でした。
しかし優待廃止後は、性格がかなり変わりました。
今後は、普通株の1.25倍という配当ルールをどう評価するか、そして伊藤園が今後どのような株主還元策を打ち出すかが重要になりそうです。
実際、優待廃止発表後には優先株の出来高が大きく増え、株価も上昇する場面がありました。市場が今後の配当還元を期待している可能性もありますが、現時点では具体的な増配額が発表されたわけではありません。
まとめ
- 25935は伊藤園の第1種優先株式
- 原則として議決権がない代わりに、配当は普通株の125%
- 普通株が無配でも、原則15円の優先配当がある
- 株主優待は2026年4月分を最後に廃止
- 今後は「優待株」より「配当重視の優先株」として見る必要がある
私は引き続き100株を保有しながら、今後の配当方針や株価を見ていく予定です。
公式情報:
伊藤園「優先株について」
伊藤園 IR FAQ
伊藤園「株主優待品」
※本記事は筆者個人の投資記録・考察であり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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