こんにちは。
以前の記事で、伊藤園の第1種優先株式(25935)を100株購入したことを書きました。
購入したのは2026年5月中旬ごろ。4月の権利落ち後で株価が落ち着いたタイミングを狙い、「来年の株主優待を楽しみに長期保有しよう」と考えて買った銘柄です。
ところが、その楽しみにしていた株主優待が廃止されることになりました。
しかも、よく確認してみると私は2026年4月30日の権利確定後に購入しているため、最後となる2026年4月分の優待も対象外です。
つまり、優待目当てで買ったのに、一度も優待をもらえないまま制度終了となってしまいました。
これはなかなか悲しい展開です。
伊藤園の株主優待は2026年4月分を最後に廃止
伊藤園の公式サイトによると、2026年4月30日を基準日として株主名簿に記載・記録された100株以上の株主を対象に実施した株主優待を最後に、株主優待制度は廃止されました。
そのため、2027年4月30日を基準日とする優待以降は実施されません。
公式情報:伊藤園「株主優待品」
私は2026年5月に購入しているため、最後の2026年4月分には間に合っていません。
購入当時は「今年分は間に合わないけれど、来年の優待を楽しみに待とう」と考えていました。
まさか、その「来年」が来る前に制度自体がなくなるとは思いませんでした。
優待がなくなる代わりに増配されるのか?
優待廃止と聞いて最初に気になったのが、「その分、配当が増えるのでは?」という点です。
ただ、現時点では「優待を廃止した代わりに、1株あたり○円増配する」といった具体的な増配額は発表されていません。
伊藤園の第1種優先株式には、普通株より配当面で有利な仕組みがあります。
優先株の配当額は、原則として普通株の配当額の1.25倍です。
そのため、もし今後伊藤園が配当による株主還元を強化し、普通株を増配することになれば、優先株にもその恩恵が大きく反映される可能性があります。
一方で、現段階ではあくまで「期待」の段階です。
不思議なのは、優先株の株価がむしろ上がっていること
そして今回、個人的に一番面白いと思ったのが株価の反応でした。
伊藤園第1種優先株式(25935)は、9月28日の終値が1,805円、9月29日が1,808円でした。
その後、9月30日の出来高は約41.8万株、10月1日は約42.4万株まで急増。10月1日の終値は1,856円となりました。
普段は1万~3万株程度の出来高の日も多かったことを考えると、かなり大きな変化です。
参考:Yahoo!ファイナンス 伊藤園第1種優先株式(25935)時系列
普通なら「株主優待廃止」は個人投資家にとって悪材料に見えます。
私自身も優待目的で買っていたので、ニュースを見た瞬間はかなり残念でした。
ところが、優先株は売られるどころか、一時的に大きく買われています。
普通株と比べると、優先株の反応が目立つ
ここで普通株(2593)も確認してみました。
普通株は9月29日終値3,046円、9月30日3,074円、10月1日3,120円となっています。
もちろん普通株も上昇していますが、優先株では出来高が平常時から一気に跳ね上がっており、今回の発表をきっかけに何らかの思惑で売買が活発になったように見えます。
※ここには後日、普通株(2593)と優先株(25935)の値動きを比較したチャートを掲載予定です。
「優待廃止=配当強化」と市場が期待している?
今回の値動きについて、私は「今後の株主還元、特に配当に期待する買いが入った可能性があるのでは」と考えています。
優先株は普通株より株価が安く、それでいて配当額は普通株の1.25倍という特徴があります。
もし伊藤園が今後、配当を増やす方針を明確にした場合、配当利回りを重視する投資家から見ると優先株の魅力がさらに高まる可能性があります。
ただし、これは現時点ではあくまで私個人の推測です。
「優待を廃止したから必ず増配する」という保証はありません。
逆に、具体的な発表が出たら株価が下がる可能性も
ここで少し悩ましいところがあります。
今の株価上昇が「今後はかなり配当が増えるのでは?」という期待によるものだった場合、実際の発表内容が期待を下回れば株価が下がる可能性もあります。
例えば、
- 増配幅が想像より小さい
- 配当ではなく自社株買い中心だった
- 株主還元強化の時期がかなり先だった
- 特に大きな追加還元策がなかった
といった内容なら、「期待先行だった」と判断されるかもしれません。
逆に、市場の期待を上回る増配などが発表されれば、さらに評価される可能性もあります。
発表前だからこそ、いろいろな期待を織り込める状態とも言えそうです。
ここで一度利確するか、持ち続けるか
そして現在、私が悩んでいるのが「ここで一度売るかどうか」です。
私はこの銘柄を約1,790円前後の時期に100株購入しました。
10月2日の終値は1,842円なので、購入時より株価は上昇しています。
優待を目的に買った銘柄なので、その優待がなくなった時点で「当初の購入理由は崩れた」と考えることもできます。
そう考えれば、含み益があるうちに一度利益を確定するのも一つの選択肢です。
一方、優先株には普通株の1.25倍の配当という特徴が残っています。
今後の還元強化に期待して、高配当株として保有を続ける考え方もあります。
ここは本当に悩ましいところです。
今のところは「次の発表待ち」もありかもしれない
今回の一件で、伊藤園優先株に対する見方がかなり変わりました。
購入した時は、
- 配当利回りが比較的高い
- 年1回、伊藤園の商品が届く
- 長期保有しながらのんびり楽しめる
という銘柄だと思っていました。
ところが現在は、
- 株主優待は廃止
- 配当政策への期待が浮上
- 発表後に優先株の出来高が急増
- 利益確定するか、還元強化に期待して持つか悩む
という、思っていたよりずっと面白い銘柄になっています。
優待を一度ももらえなかったのは本当に残念ですが、この先どのような株主還元策が出てくるのかは引き続き注目したいと思います。
もし大きな発表があれば、また記事にしたいです。
※本記事は筆者個人の投資記録・考察であり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
購入時の記事
もともと私が25935を購入した理由や、当時考えていた配当・優待の魅力については、購入時の記事にまとめています。
→ 伊藤園第1種優先株(25935)を100株購入した時の記事はこちら
25935そのものの仕組みを知りたい方はこちら:
→ 伊藤園の優先株(25935)とは?普通株との違い・配当・メリット・デメリット

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