NTT株(9432)を長期保有して分かったメリット・デメリット|配当・dポイント・IOWN・自社株買いを解説

NTT(9432)は、新NISAをきっかけに個人投資家からも注目されやすい大型株です。

私自身も2024年ごろから保有を続けており、含み損になった時期にはナンピンしながら、配当やIOWN構想などを見つつ長期保有しています。

この記事では、NTT株について「なぜ人気なのか」「配当・株主還元はどうなっているのか」「どんな成長材料とリスクがあるのか」を、実際の保有者目線でまとめます。

NTT株(9432)とは?

NTTは、日本の通信インフラを支える大手企業です。固定通信、携帯通信、データセンター、ITサービスなど幅広い事業を持っています。

2023年には1株を25株にする株式分割を行い、少額から買いやすくなりました。100株でも比較的少ない資金で保有できるため、新NISAの成長投資枠でも買いやすい銘柄です。

NTT株の主な魅力

  • 通信インフラを中心とした安定した事業基盤
  • 長期にわたる増配実績
  • 自社株買いを含む積極的な株主還元
  • IOWNやデータセンターなど中長期の成長テーマ
  • 株価が低く、100株から買いやすい

配当は16期連続増配予想

NTTは株主還元を重要な経営課題として掲げており、配当については継続的な増配を基本方針としています。

2027年3月期の年間配当予想は1株5.4円で、前期の5.3円から0.1円増配。これが実現すれば16期連続の増配となる予定です。

また、2026年5月には最大2,000億円の自社株買いも発表されました。

dポイントの株主特典もある

NTTには、一定期間保有した株主を対象とするdポイント進呈制度があります。

  • 100株以上を2年以上3年未満保有:1,500ポイント
  • 100株以上を5年以上6年未満保有:3,000ポイント

仕組みが少し変わっており、毎年もらえる制度ではなく、同一の株主番号で得られるポイントは最大4,500ポイントです。また、株数を多く持っていれば、たくさんもらえるというものではないため、優待を目的にするならば、100株まででとどめておく方がよさそうです。

私がNTT株を買った理由

私がNTT株を買い始めたのは、新NISAをきっかけに個別株へ投資し始めた時期でした。

当時は、

  • 大手通信会社で事業が安定していそう
  • 25分割後で買いやすかった
  • 配当も受け取れる
  • IOWN構想に期待できる

といった理由から購入しました。

ただし、買った後は株価が下がり、一時はかなりの含み損になりました。その後は押し目で買い増ししながら保有を続けています。

保有中に感じたデメリット

大型通信株だからといって、株価が安定して上がり続けるわけではありません。

  • 携帯・通信事業の競争が激しい
  • 設備投資負担が大きい
  • 金利上昇時には財務コストが重荷になりやすい
  • 株価が長期間停滞することもある
  • 政府保有株の売却観測など政策面の影響を受ける可能性がある

実際に保有してみると、「大手だから安心」というだけではなく、成長投資と株主還元のバランスを見る必要があると感じています。

また、2023年ごろまでの右肩上がりの勢いは現在のチャートからは感じられず、150円付近で停滞気味でした。少し前に170円程度まで跳ねてきましたが、また150円台に戻り、長く停滞する可能性もあります…。

IOWNは長期保有の理由の一つ

私がNTTを長期保有している理由の一つが、光技術を活用するIOWN構想です。

AI利用の拡大により、データセンターの電力消費や通信量の増加が問題になっています。NTTは光技術を活用し、通信やコンピューティングの省電力化・低遅延化を目指しています。

もちろん、技術が実際にどこまで普及し、利益につながるかはまだ見極めが必要です。それでも、通信会社として既存事業だけでなく次世代インフラを狙っている点は、長期投資の材料として注目しています。

NTTデータ完全子会社化も大きな転換点

2025年には、NTTがNTTデータグループの完全子会社化を進めることが発表されました。

通信とITサービスを一体化し、グループ全体の意思決定や海外展開を強化する狙いがある一方、大規模な買収資金が必要となるため、財務面への影響も注目点です。

最近の株主還元:自社株買いと増配

2026年5月、NTTは最大2,000億円の自社株買いを発表しました。取得上限は14億株で、期間は2026年5月11日から2027年3月31日までです。

同時に年間配当も5.4円への増配予想が示されました。

業績面では慎重な見通しもありますが、配当と自社株買いの両方を使って株主還元を続ける姿勢は、長期保有者としては確認しておきたいポイントです。

私のNTT投資記録

このブログでは、NTTを買ってからの経過を複数の記事で記録しています。

まとめ

  • NTTは少額から買いやすい大型通信株
  • 2027年3月期は16期連続増配を予定
  • 最大2,000億円の自社株買いも実施中
  • 100株以上の長期保有でdポイント進呈制度がある
  • IOWN・データセンター・ITサービスなど中長期の成長テーマもある
  • 一方で設備投資、金利、競争、政策面などのリスクもある

私自身は、短期的な株価よりも配当を受け取りながら中長期の成長を見守る銘柄として保有を続けています。

公式情報:
NTT 株主還元
NTT 株主さまへのdポイント進呈

※本記事は筆者個人の投資記録・考察であり、特定の銘柄の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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