こんにちは。今日の株式市場を確認していたところ、少し面白い現象が起きていました。2026年10月26日の日経平均株価は前週末比503円安。ところが、詳しく調べると値上がりした銘柄の方が多かったのです。しかもTOPIXはプラスで取引を終えました。今回はこの違いについて考えてみたいと思います。
日経平均は503円安、TOPIXは上昇
| 指数 | 終値 | 前日比 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 62,189.65円 | -503.51円(-0.80%) |
| TOPIX | 3,972.98 | +7.17(+0.18%) |
日経平均構成225銘柄のうち、値上がり149銘柄、値下がり73銘柄、変わらず3銘柄でした。約3分の2が上がっているのに指数は500円以上の下落。少し不思議ですよね。
原因は日経平均の計算方法にある
日経平均は日本を代表する225銘柄を対象とした「株価平均型」の指数です。単純に225銘柄の騰落率を平均するのではなく、株価を調整して計算します。そのため、アドバンテスト、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、ソフトバンクグループといった一部の銘柄が指数を大きく動かします。ほかの銘柄が上昇していても、影響力の大きな銘柄が大幅に下がると指数全体が下落することがあります。
アドバンテストなどが日経平均を大きく押し下げ
今日の日経平均では、特定の銘柄によるマイナス寄与が目立ちました。報道によれば主な下落寄与は次のとおりです。
| 銘柄 | 日経平均へのマイナス寄与度(概算) |
|---|---|
| アドバンテスト | 約274円 |
| 東京エレクトロン | 約176円 |
| ファーストリテイリング | 約154円 |
| イビデン | 約36円 |
| TDK | 約20円 |
アドバンテスト1銘柄による押し下げが、日経平均全体の下落幅の半分以上に相当するほどです。もちろん上昇寄与の銘柄もあり、それらを合算した結果が今日の下落幅になります。最近のAI・半導体関連株の調整が、日経平均に強く出ているようです。
TOPIXはなぜ上昇したのか?
一方のTOPIXは、主に浮動株時価総額に応じて各銘柄の影響度が決まる時価総額加重型です。日経平均より幅広い企業を対象にしているため、同じ日でも異なる値動きになることがあります。ただしTOPIXも大企業の影響を受けやすく、全銘柄を均等に見る指数ではありません。
今日は東証プライム市場でも値上がり銘柄が多く、AI・半導体関連株とは異なる業種に買いが入っていました。日本株全体が一斉に売られたわけではないようです。
資源株や商社株が上昇
今日買われた銘柄として、INPEXなどの資源関連株や一部の商社株が目立ちました。原油価格などを材料にした動きもあり、AI・半導体関連株とは対照的です。資金が別の業種へ移動している可能性はありますが、一日の値動きだけで本格的な資金移動と決めつけるのは早いでしょう。
日経平均だけを見ると市場を誤解するかもしれない
ニュースで「日経平均が500円下落」と聞くと、日本株全体が不調なのだと思ってしまいがちです。でも今日のように、多くの企業が上昇している場合もあるんですね。
私自身も日本株をいくつか保有していますが、日経平均と保有株の値動きが一致しないことはよくあります。以前、半導体関連株が下落する一方で、保有している任天堂株が比較的踏ん張っていたこともありました。やはり指数だけでなく、保有企業そのものも見る必要がありそうです。
日経平均とTOPIX、投資するならどちら?
日経平均とTOPIXは計算方法も銘柄構成も違います。日経平均は225銘柄で特定の値がさ株の影響を受けやすい一方、TOPIXはより広い日本企業の動向を反映しやすい特徴があります。
どちらかが常に優れているというより、投資信託を選ぶ際にはどの指数に連動し、どういう値動きをしやすいのかを理解しておくことが大事なのでしょう。
AI関連株が下がっても、日本株すべてが悪いわけではない
今週は日米の金融政策発表や企業決算が控えています。まだ相場が大きく動く可能性がありますが、今日のTOPIXや騰落銘柄数を見る限り、日本株全体が弱いわけではありません。
個人的にはこうした違いを観察するのも面白いと思います。半導体関連株への興味はあるものの、今のところ無理に買うつもりはありません。今後も指数と個別株の両方を見ながら投資機会を探していきたいですね。
参考情報
※2026年10月26日終値時点の情報をもとに作成。寄与度は概算で、集計方式によって差が生じる場合があります。本記事は個人の考察であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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