NTT決算は予想を下回る減益。それでも2,000株を売らずに保有する理由

NTTの決算が発表されました。率直に言うと、上期の利益は私の事前予想よりも厳しい結果でした。

11月4日のNTT株は165.4円で取引を終え、前営業日比9.1円安(5.21%下落)。私も2,000株を保有しているので、決算発表後の下落は気になります。

それでも、現時点では売却せずに保有を続けるつもりです。理由の一つは、通期の業績予想が上方修正され、年間配当5.4円の予想も維持されたこと。もちろん、今回の減益を軽く見てよいとは思っていません。

今回は、昨日公開した「決算前の予想」の答え合わせをしながら、決算結果と保有方針を整理します。

上期決算は増収減益。利益の落ち込みが目立った

NTTが11月4日に発表した2026年度第2四半期累計(2026年4~9月)の連結決算は、売上が増えた一方で利益が減少しました。

指標 上期実績 前年同期比
営業収益 7兆3,622億円 +8.7%
営業利益 8,301億円 −12.2%
税引前利益 7,664億円 −13.8%
親会社帰属利益 5,002億円 −16.0%

売上は伸びていますが、営業利益は前年同期より約1,150億円少なくなっています。特にグローバル・ソリューション事業の大幅な減益が報じられており、事業全体の収益性を確認する必要がありそうです。売上が伸びれば必ず利益も伸びるわけではないことを、改めて感じる内容でした。

決算前の私の予想は外れた

昨日公開したNTT決算前の予想記事では、上期累計の税引前利益を8,300億~8,600億円と予想していました。

項目 金額
私の基本予想 8,300億~8,600億円
実際の税引前利益 7,664億円
予想レンジ下限との差 −636億円
決算前の市場コンセンサス 約8,342億円

実績は、設定していた弱気シナリオの「8,000億円未満」に入りました。市場予想に対しても約8.1%の下振れです。私の見通しは利益面で楽観的だったと言わざるを得ません。

こういうときこそ、予想を都合よく書き換えず、どこを読み違えたのか振り返っておきたいと思います。決算の結果を見てからなら何とでも言えますが、事前予想と並べることで自分の判断を検証できます。

意外だったのは通期予想の上方修正

上期が厳しかった一方、NTTは2027年3月期の通期業績予想を引き上げました。

指標 従来予想 修正後
営業収益 15兆600億円 15兆800億円
営業利益 1兆7,100億円 1兆7,300億円
税引前利益 1兆5,000億円 1兆5,200億円
親会社帰属利益 9,800億円 9,940億円

総合ICT事業で足元の販売が好調なことなどが、上方修正に反映されています。ただし、修正後の最終利益も前期比では約4.1%の減益見込みです。「上方修正だから何も心配ない」というわけではありません。

上期の利益が想定より弱かったことを踏まえると、下期にどれだけ挽回できるかが次の焦点になりそうです。

年間配当5.4円の予想が維持されたのはよかった

私が安心材料と受け止めたのは、2026年度の年間配当予想が1株5.4円のまま維持されたことです。予定どおりなら16期連続増配となります。

もちろん、配当予想は将来の支払いを保証するものではありません。それでも、利益が減少した今回の決算で配当予想が維持されたことは、長期保有を考えるうえで評価したい点です。

私のNTT保有状況:NISAと特定口座で合計2,000株

現在の保有状況は次のとおりです。平均取得単価は証券口座の表示を参考にした概数です。

口座 保有株数 平均取得単価 年間予想配当(税引前)
NISA枠 1,000株 約162円 5,400円
特定口座 1,000株 約151円 5,400円
合計 2,000株 ― 10,800円

11月4日の終値165.4円で計算すると、保有2,000株の評価額は330,800円です。平均取得単価の表示値を使った概算の含み益は約17,800円となります。実際の証券口座表示とは取得単価の端数などによる差が生じます。

年間配当が予想どおり5.4円なら、今の終値に対する予想配当利回りは約3.26%です。NISA枠と特定口座では課税関係が異なるため、税引後の受取額は同じにはなりません。

株価は5%超下落。それでも、いったん保有継続

決算発表当日の11月4日、NTT株は165.4円で引けました。前営業日比で9.1円安、下落率は5.21%。2,000株保有している場合、前営業日終値174.5円からの値下がりだけで評価額は18,200円減少した計算です。

株価の下落は残念ですが、私は今回の決算を見てすぐに売るつもりはありません。配当が維持されたことに加えて、会社が通期予想を引き上げているからです。

ただ、保有継続と「問題がない」は別です。グローバル・ソリューション事業の減益が続くようなら、事業ごとの収益性や会社の説明を改めて確認する必要があります。ドコモの通信サービス収入の改善や、品質向上に投じた費用が利益につながっているかも見ていきたいところです。

今の私は、短期の値上がりを狙うというより、配当を受け取りながら業績回復を待ちたいと考えています。ただし、業績や配当方針が大きく変われば、保有方針を再検討する可能性はあります。

まとめ:予想は外れた。でも保有判断は変えない

今回のNTT決算は、私の予想以上に利益が落ち込む結果でした。前日の予測記事の答え合わせとしては、反省の残る内容です。

一方で、通期予想は上方修正され、年間配当5.4円の予想も維持されました。良かった点と心配な点の両方がある決算だったと思います。

現時点ではNTTの2,000株を売却せず、保有を続けるつもりです。次の決算では、会社が見込む下期の回復が実際の数字に表れているかを見たいと思います。

※本記事は2026年11月4日の決算発表と終値に基づく個人の投資記録です。特定銘柄の売買を推奨するものではありません。出典:NTT 2026年度第2四半期決算(公式)、株予報Pro(市場予想との比較)、MONEY BOX(11月4日終値)。

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